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あとがき
坂本 泰二
pp.1236
発行日 2014年8月15日
Published Date 2014/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410105365
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現在は6月中旬で,ワールドカップ予選リーグの真っ最中です。ザックジャパンは今の所不振のようですが,本号が出るころはすでに結果は出ているでしょう。
さて,今月の話題は群馬大学岸教授の「網膜硝子体界面病変の新しい理解」です。ご存じのとおり,岸教授は硝子体黄斑前ポケットを最初に発見されただけではなく,黄斑前ポケットと多くの疾患が関連していることを証明されました。これは今後も長く引用され続けるお仕事でしょう。この発見は,発表された時から評判になりましたが,最終的には本文に述べられているようにSS-OCTにより完全に可視化されました。若い時の発見が,在命中に評価,証明されるというのは学者としては理想的な道程であり羨望を禁じえません。本文にはそのことがわかりやすく解説されています。
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