連載 もっと医療コミュニケーション・10
目つき・顔つき・態度を学ぼう!!
佐藤 綾子
1,2
,
綾木 雅彦
3
1日本大学藝術学部
2国際パフォーマンス研究所
3昭和大学藤が丘病院眼科
pp.1752-1755
発行日 2008年10月15日
Published Date 2008/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102441
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「この先生の言っていることは心から信じられる」と感じて,強い信頼感をもち,医師の口から次に出てくる言葉を待ち,医師の口元を見つめる。こんな患者が目の前にいれば期待にこたえてあげようと強く思い,自然に丁寧で親切な説明ができることでしょう。
ところが,「この医師の言うことは本当かしら?」「もしかしたら判断が間違っているかもしれない」「この症例について豊富な診療体験をもっているのかしら?」と患者が心に疑いをもてば,患者の目つきは暗く批判的になります。そのような視線を浴びると,実力ある医師でも何だか話しづらいという感じを受けるでしょう。
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