症例
自動縫合器を用いたLAVH後に起きたイレウスの1例
伊熊 健一郎
1
,
渡邉 喜久雄
1
,
山田 幸生
1
,
牛越 賢治郎
1
,
森 龍雄
1
,
呉 佳恵
1
,
子安 保喜
1
1宝塚市立病院産婦人科
pp.1186-1189
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904463
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自動縫合器の登場は,ワンタッチ操作で縫合,結紮,止血,切断,修復といった複雑な作業内容を可能とした.このことにより,腹腔鏡下手術の適応は飛躍的に拡大したといっても過言でない.しかし,その使用に当たっては,本器の持つ特性の理解と正しい使用法および,その限界や合併症といった点などについても常に念頭におく必要がある.
今回われわれは,自動縫合器による腹腔鏡補助下腟式子宮全摘術(LAVH)後に,そのとき使用したステイプル針によると思われるイレウス例を初めて経験したので報告する.
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