今月の臨床 腹腔鏡下手術—知っておくべき最新情報
疾患別の手技・適応と限界
3.卵巣腫瘍—臨機応変な対応から
伊熊 健一郎
1
,
山田 幸生
1
,
牛越 賢治郎
1
,
森 龍雄
1
,
呉 佳恵
1
,
子安 保喜
1
1宝塚市立病院産婦人科
pp.238-243
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904272
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はじめに
卵巣嚢腫に対する腹腔鏡下手術で大切な点は,開腹手術に近い手術内容を如何に再現するかにあると考える.そのためには,症例の選択は当然必要であるが,手技・手法の習熟,術式や器具の改良・開発,さらには創意・工夫も忘れてはならない.
本稿では,われわれが改良を加えて確立させた卵巣嚢腫に対する体外法に対するバルーンの応用,finger assistの導入といったことについても触れたい.
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