今月の臨床 子宮筋腫—最新情報
治療法の選択
7.LAVHの利点と欠点
伊熊 健一郎
1
,
子安 保喜
1
,
山田 幸生
1
,
西尾 元宏
1
1宝塚市立病院産婦人科
pp.1310-1313
発行日 1997年12月10日
Published Date 1997/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903117
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腹腔鏡による子宮摘出術は,1990年前後から報告され1-4),わが国においても近年急速に普及してきている新しい概念の手術方法である5-8).この方法には,図1に示すように腹腔鏡下にどの段階までの操作を行うかで幾つかの術式に分類されている7,9-11).本稿では,そのなかで代表的なLAVH(laparoscopically assisted vaginal hyster—ectomy:腹腔鏡補助下膣式子宮摘出術)について,当科での手術手順,適応基準,臨床成績の紹介5,12,13)とともに,現在議論となっている利点と欠点などについても触れたい.
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