今月の臨床 早産対策—いま臨床医ができること
外来での対策—私はこうしている
3.炎症マーカーの利用・1
月森 清巳
1
,
中野 仁雄
1
1九州大学医学部婦人科学産科学
pp.688-690
発行日 1998年5月10日
Published Date 1998/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903271
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早産を予防するためには,切迫早産の早期発見が重要である.
これには妊娠中に切迫早産を考慮した問診や診察を行い,下腹部緊満感や下腹部痛の出現や増加,あるいは性器出血や帯下の量が増加するなどの訴えがあれば,必ず胎児心拍陣痛図を用いた子宮収縮頻度の確認,内診による子宮頸管の状態の確認,および超音波断層法による内子宮口の状態を観察し,切迫早産といえるかどうかを判定することが重要である.
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