今月の臨床 ホルモン療法—新しい動向を探る
ホルモン療法を正しく行うために
1.ホルモンと神経伝達物質,サイトカイン
三宅 侃
1
1大阪大学医学部産婦人科
pp.1248-1250
発行日 1996年10月10日
Published Date 1996/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902678
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神経伝達物質やサイトカインには多くの因子があるために,一括して論じることはできないが,これらの物質が性腺系ホルモンの産生・分泌に少なからず関与していることは間違いない.実際に臨床的にある種の神経伝達物質が性ホルモン障害治療薬として使用されてもいる.
これらの物質の性格上,ヒトの生体内における成績は得られていないことが多いので,この項ではおもに実験的に評価されている成績を概括的に述べる.
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