今月の臨床 子宮内膜症
診断と臨床期分類
12.骨盤内膜症のCT・MRI
富樫 かおり
1
,
森 崇英
2
Kaori Togashi
1
,
Takahide Mori
2
1大津市民病院放射線科
2京都大学医学部産科・婦人科
pp.40-44
発行日 1992年1月10日
Published Date 1992/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900697
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内膜症性嚢胞は特異な貯溜嚢胞であるが,臨床上しばしば真性卵巣腫瘍との鑑別が問題となる。若い女性では,保存的治療が行われる場合が多く,内膜症性嚢胞の正確な診断が重要である。画像所見は多彩で一般に特異的診断は困難とされてきた。しかし,近年MRIの普及に伴い診断能が大きく向上しつつあり1〜4),これについて簡単に解説する。
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