今月の臨床 CTかMRIか—婦人科腫瘍読影のポイント
基礎
3.超音波,CT, MRIの有効な使い方
富樫 かおり
1
1京都大学医学部放射線医学核医学
pp.24-32
発行日 1995年1月10日
Published Date 1995/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902008
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はじめに 婦人科領域における画像診断の進歩は著しく,これらのもたらす情報は現在の婦人科診療においてかくべからざるものとなっている.ただし,最適の検査法にて必要最小限の検査を行うということは,検索方法が多彩であるだけに難しい.各疾患に最適の検査方法を選ぶためにはまず各検査方法の長所と欠点を知る必要がある.超音波,CT, MRIともに,急激な進歩を示すため一概に論じることは困難であるが各々の基本的な特性,および正常構造がどの程度描出されるかという点についてまず簡単にまとめる.
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