特集 子宮内膜症の病態と画像診断 ―温故知新
子宮内膜症性嚢胞のMRI診断
中井 豪
1
,
山田 隆司
2
,
山本 和宏
1
,
大須賀 慶悟
1
1大阪医科薬科大学放射線診断科
2大阪医科薬科大学放射線診断科病理学教室
キーワード:
子宮内膜症性嚢胞
,
画像所見
,
鑑別疾患
Keyword:
子宮内膜症性嚢胞
,
画像所見
,
鑑別疾患
pp.759-768
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000004703
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●内膜症性嚢胞の内容はT1強調像で脂肪の信号以上の高信号を示し,脂肪抑制で低下しない.
●内膜症性嚢胞を疑う病変をみつけたら,multiplicity,病変周囲の線維増生,癒着,深部内膜症の存在も観察する.
●稀少部位内膜症の多くは骨盤内の内膜症を伴っているので,卵巣周囲に内膜症病変をみた時は,直腸をはじめ稀少部位にも病変がないか確認する.
●出血性黄体嚢胞と鑑別に迷う時は,レポートで超音波検査での経過観察を推奨する.
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