臨床研修セミナー 女性のOsteoporosis
骨粗鬆症のX線診断
白旗 敏克
1
Toshikatsu Shirahata
1
1東京慈恵会医科大学スポーツ外来部
pp.157-161
発行日 1990年2月10日
Published Date 1990/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900027
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骨粗鬆症のX線診断には,単純なX線像の読影のほかに椎体などを測定する骨の計測法がある1)。また判定部位については,大腿骨頸部骨梁の細少の程度から判定するSinghの分類(図1)などがある一方,一般的には臨床症状として腰背部の疼痛を訴えて来院するケースが圧倒的に多いことから,椎体の骨陰影濃度や骨梁から判定する方法が最も容易である。以下,読影のポイントをのべる。
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