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特集 整形外科領域における人工知能の応用
各論
股関節単純X線画像を用いた骨粗鬆症診断
Osteoporosis Diagnosis Using Deep Learning with Hip Radiographs
山本 乃利男
1
Norio YAMAMOTO
1
1宮本整形外科病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Miyamoto Orthopedic Hospital
キーワード:
骨粗鬆症
,
osteoporosis
,
深層学習
,
deep learning
,
単純X線画像
,
plain radiograph
Keyword:
骨粗鬆症
,
osteoporosis
,
深層学習
,
deep learning
,
単純X線画像
,
plain radiograph
pp.1235-1239
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202462
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近年,人工知能の研究が発展し,各画像から骨粗鬆症の有無を推測する研究が増えている.今回私たちは,股関節正面単純X線画像から深層学習を用いて骨粗鬆症の有無を推測できるかを検討した.結果は股関節正面単純X線画像から骨粗鬆症の有無を推測することがある程度の識別能で可能であった.また,股関節正面単純X線画像に患者因子を追加することで診断予測が向上した.特に感度が良好であったので,骨粗鬆症の有無についてのscreening toolとして有用であると考える.人工知能を用いた骨粗鬆症診断関連研究は今後も発展することが予想されるため,知見を継続的にupdateすることが必要であると考える.
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