連載 Obstetric News
骨粗鬆症(Ⅰ)―有病率
武久 徹
1
1武久レディースクリニック
pp.1075-1076
発行日 2020年10月10日
Published Date 2020/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210169
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骨粗鬆症は,人に悪影響を与える最多の骨障害で,骨折のリスクを増加させ,特に高齢閉経後女性に対し,著しく健康への脅威を与える.閉経後女性において,骨粗鬆症は最多の罹患原因である.骨粗鬆症性骨折は閉経後女性,特に65歳を超えた女性では,かなりの罹患と死亡に関連する.
骨粗鬆症は男性よりも女性において有病率が高く,5倍である.米国において,骨折率は女性は男性の2倍であるが,そもそもの高齢女性数が高齢男性数を上回ることから,女性が股関節骨折の80%を占める.
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