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実践講座 排泄障害・第1回【新連載】
排泄障害の有病率と医療経済学
Prevalence and economics of urinary and daefecatory dysfunction.
前田 耕太郎
1
,
花井 恒一
1
,
佐藤 美信
1
,
升森 宏次
1
,
小出 欣和
1
,
松岡 宏
1
,
勝野 秀稔
1
,
塩田 規帆
1
Koutarou Maeda
1
,
Tsunekazu Hanai
1
,
Harunobu Sato
1
,
Koji Masumori
1
,
Yoshikazu Koide
1
,
Hiroshi Matsuoka
1
,
Hidetoshi Katsuno
1
,
Miho Shiota
1
1藤田保健衛生大学医学部消化器外科
1Department of Surgery, Fujita Health University
キーワード:
排泄障害
,
有病率
,
医療経済
Keyword:
排泄障害
,
有病率
,
医療経済
pp.439-444
発行日 2014年5月10日
Published Date 2014/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110496
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はじめに
排尿障害や排便障害などの排泄障害は生活の質(quality of life;QOL)の低下や社会生活を制限させる大きな要因である1).後述するが,これらの排泄障害は高齢になるに従って頻度が増加する2,3).本邦の人口統計によると,65歳以上の人口は2015年には3,188万人に達すると予想され4),さらに将来的な高齢人口の増加も見込まれており,これらの人口予測は排泄障害を有し,治療やケアを要する人口の確実な増加予測と言える.本稿では,これらの排泄障害の有病率やその特徴,排泄障害に関連する医療経済について概説する.
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