今月の臨床 胎盤・臍帯・羊水異常の徹底理解―病態から診断・治療まで
胎盤
胎盤遺残の管理
大口 昭英
1
,
小古山 学
1
1自治医科大学産科婦人科学講座
pp.1001-1006
発行日 2020年10月10日
Published Date 2020/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210158
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●子宮内容除去術後,分娩後に出血が多く持続する場合は,胎盤遺残の可能性を考える.
●胎盤遺残の診断には,経腟超音波断層法とカラードプラを組み合わせる.
●産科異常出血を伴う胎盤遺残には,子宮動脈塞栓術(+経頸管的切除術)が有効であるが,止血できなければ子宮全摘術を考慮する.
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