今月の臨床 産褥の異常と対策
出血と感染
2.胎盤の遺残・胎盤ポリープ
椋棒 正昌
1
,
里見 裕之
1
1淀川キリスト教病院産婦人科
pp.1458-1460
発行日 1999年12月10日
Published Date 1999/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903850
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胎盤の遺残や胎盤ポリープは,産後の子宮復古不全の原因となる1).また,産後の異常出血を起こす主な疾患である,胎盤の遺残は,子宮内に胎盤の一部が残留した状態のことであり2),残留が長期化すると次第に組織化され胎盤ポリープを形成すると考えられている3,4).その胎盤ポリープは,産後に大量出血を起こすことで知られており,注意を要する3,4).本稿では,胎盤の遺残と胎盤ポリープについて,診断と治療を中心に述べる.
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