今月の臨床 進化する子宮筋腫診療―診断から最新治療・合併症まで
薬物療法
ウリプリスタールの作用機序と使い方
伊藤 文武
1
,
北脇 城
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科女性生涯医科学
pp.966-971
発行日 2019年10月10日
Published Date 2019/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209827
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●子宮筋腫の増大にはプロゲステロンが重要である.
●ウリプリスタールはプロゲステロン受容体に結合し,コアクチベーターとコリプレッサーの両者と結合し転写の活性と抑制を制御する.
●ウリプリスタールの筋腫に対する効果はリュープロレリンに対し非劣性であり,エストロゲン分泌が保たれるためエストロゲン欠落症状の出現頻度が少ない.
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.