今月の臨床 進化する子宮筋腫診療―診断から最新治療・合併症まで
塞栓療法・焼灼療法
UAEの実際
澤田 健二郎
1
,
山本 実咲
1
,
木村 正
1
1大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学教室
pp.972-981
発行日 2019年10月10日
Published Date 2019/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209828
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●UAEは妊孕性温存希望のない症候性子宮筋腫を有する女性に対する,安全かつ有効な治療の選択肢の1つである.
●治療後12か月の時点でのおおよその治療効果は,サイズの縮小率 : 50〜60%,症状改善率 : 80〜90%,患者満足度 : 80〜90%である.
●根治術ではなく再治療の可能性があること,副作用としてそれぞれ数%程度の頻度で卵巣機能不全,筋腫分娩,感染が挙げられることに留意する.
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