指標
心拍数変動や脳波からみた胎児・新生児の生理的発達
佐藤 郁夫
1
,
谷野 均
1
,
大草 尚
1
,
玉田 太朗
1
Ikuo Sato
1
1自治医科大学産科婦人科学教室
pp.877-888
発行日 1984年12月10日
Published Date 1984/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207088
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子宮内における胎児の生活現象は10数年前までは厚いベールにつつまれて,わずかに胎動感や胎児心音を聴取するにとどまっていたが,近年ME機器のめざましい進歩によって,胎児の行動や生活的諸現象をかいまみることが可能となってきた。その代表的なものとして,分娩監視装置による胎児心拍数図の分析,超音波断層法による胎児の発育状況や行動,即ち胎動や呼吸様運動の解析などがあげられる。
一方,未熟児や新生児の管理も各種ME機器の開発によって著しい進歩をとげ,500〜600gの超未熟児の生育が報告される時代となってきた。
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