今月の臨床 分娩誘発と陣痛促進法の見直し―安全な分娩管理を目指して
子宮収縮薬の薬理作用と副作用
1.プロスタグランジン―prostaglandin
平松 祐司
1
1岡山大学医歯薬学総合研究科産科・婦人科学教室
pp.155-159
発行日 2012年2月10日
Published Date 2012/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102907
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●用法,用量については,添付文書,ガイドラインに従って使用し,副作用,禁忌,原則禁忌を理解しておく.
●重大な副作用としては,心室細動,心停止,ショック,呼吸困難,過強陣痛,胎児機能不全などがある.
●その他の副作用としては,顔面潮紅,頻脈,血圧変動,動悸,嘔気・嘔吐,下痢,注射部の血管痛,頭痛,発汗,悪寒,発熱,手指のしびれなどがある.
●緑内障,眼圧亢進,心疾患,高血圧症患者,および既往帝切,子宮切開などの既往歴のある患者,多胎妊娠,経産婦では注意する.
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