今月の臨床 分娩誘発と陣痛促進法の見直し―安全な分娩管理を目指して
子宮収縮薬使用時の留意点
今野 秀洋
1
,
塚原 優己
1
1国立成育医研究センター周産期センター産科
pp.166-172
発行日 2012年2月10日
Published Date 2012/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102909
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●分娩誘発は,われわれにとって経腟分娩が必要な未陣発妊婦に対して汎用される日常的な介入の1つであるが,リスクを伴う医療介入であると認識し,施行前に十分なインフォームド・コンセントを行うことが望ましい.
●頸管熟化を促進する前に内診を行い,Bishopスコアが低値であれば,前日から頸管拡張を行う.
●子宮収縮薬を使用する場合は,ガイドラインを確認し,適応,条件,禁忌を十分検討したうえで決められた用法・用量を順守することが勧められる.
●子宮収縮薬投与の際は,投与前から分娩監視装置により継続的に胎児心拍と陣痛監視を行う.
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