連載 症例
神経症状を示し,摘出した脳腫瘍の病理組織検査から診断に至った卵巣明細胞腺癌の1例
本間 滋
1
,
西野 幸治
1
,
笹川 基
1
,
児玉 省二
1
,
高橋 威
1
,
吉田 誠一
2
1新潟県立がんセンター新潟病院産婦人科
2新潟県立がんセンター新潟病院脳神経外科
pp.1224-1227
発行日 2003年9月10日
Published Date 2003/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100847
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はじめに
婦人科領域の悪性腫瘍において,臨床的に脳転移が明らかとなることは,絨毛癌を除くと比較的稀である.今回,神経症状を示し,摘出した脳腫瘍の病理組織学的検査から診断に至った卵巣明細胞腺癌の1例を経験したので,文献的考察を含めて報告する.
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