連載 教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール・4
子宮頸部腺癌の診断困難例の経験
児玉 省二
1
,
富田 雅俊
1
,
海部 真美子
1
,
笹川 基
1
,
本間 滋
1
1新潟県立がんセンター新潟病院産婦人科
pp.1298-1301
発行日 2005年9月10日
Published Date 2005/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100402
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症例①
患 者 : 50歳代前半,2経妊・2経産,閉経53歳
現病歴 : 4年前から毎年子宮がん検診を受診していたが,子宮がん検診で細胞診クラスIV(上皮内腺癌の疑い)のため,当科を紹介された.症状はなかった.
症例①の初診時診断
コルポ診では異常所見に乏しく,組織生検(頸管内)では異常が出なかった.初回細胞診は,筆者自身が細胞像を確認していたので上皮内癌腺癌の疑いとした.
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