特集 Spinal Instrumentation(第13回脊椎外科研究会より)
座長総括/「Ⅱ.腫瘍—Posterior Instrumentation—」の部
蓮江 光男
1
,
片岡 治
2
Mitsuo Hasue
1
,
Osamu Kataoka
2
1日赤医療センター整形外科
2国立神戸病院整形外科
pp.331-333
発行日 1985年4月25日
Published Date 1985/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907155
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脊椎腫瘍はspinal instrumentationが用いられてよい疾患の1つであるが,どんな種類の脊椎腫瘍のどの程度のものに良い適応があるのか,用いるとすればどのような手術法が最適であるのか,などまだまだ問題点が多い.このセッションでは脊椎腫瘍とくに悪性ないし転移性脊椎腫瘍を中心に,本手技の適否が論ぜられた.
Ⅱ-8四方らはmyeloma 3,aneurysmal bone cyst 1,chordoma 1,巨細胞腫瘍1例の計6例に対し,Harrington法とZielke法を使用した経験を述べ,脊柱支持機能の再建ひいては術後早期離床に極めて有効な手段であると主張した.詳細は論文を参照されたい.
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