特集 頸部脊椎症(第12回脊椎外科研究会より)
座長総括/Ⅱ.検査の部
河合 伸也
1
,
片岡 治
2
Shinya Kawai
1
,
Osamu Kataoka
2
1山口大学医学部整形外科学教室
2国立神戸病院整形外科
pp.331-333
発行日 1984年4月25日
Published Date 1984/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906933
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
このセクションでは検査に関する13題の報告が行われた.頸部脊椎症の診断の確立や治療法の決定に各種検査が重要であることは周知の事実であり,脊髄血管造影,脳脊髄液検査,myelography,CTに関する手技・所見についての詳細な報告と活発な討議がなされた.
Ⅱ-1で成瀬(小松島日赤)が頸椎症性脊髄症における選択的頸髄動脈撮影の有用性を豊富な経験を基にして述べ,臨床症状の詳細な検討のもとで応用すれば,頸髄血行障害や循環動態の解明の一助となり,補助的診断法として十分に役立つと結論づけた.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.