特集 頸部脊椎症(第12回脊椎外科研究会より)
座長総括/Ⅴ.治療(2)の部
平林 洌
1
,
蓮江 光男
2
Kiyoshi Hirabayashi
1
,
Mitsuo Hasue
2
1慶應義塾大学医学部整形外科学教室
2日赤医療センター整形外科
pp.337-339
発行日 1984年4月25日
Published Date 1984/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906936
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第1席後藤は,transverse型の頸髄症を知覚障害から四肢型,glove & stocking型,四肢体幹型,左右差著明型に分類し,前2者は全例著明改善したのに対し,後2者の成績が劣ったことを報告した.秋山(九大)が劣った原因を質したが,paresthesiaがとれにくかったがその原因は不明であると答えた.
第2席島は,神経根症(10例)の改善率70%,頸髄症(31例)69%と良好な結果を報告し,成績不良要因として脊柱管狭窄に伴う隣接椎間でのdynamic stenosisと不完全除圧をあげた.
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