論述
先天性内反足の治療—Posteromedial releaseについて
金田 清志
1
,
松野 誠夫
1
,
富樫 久夫
1
Kiyoshi KANEDA
1
1北海道大学医学部整形外科学教室
pp.86-100
発行日 1972年2月25日
Published Date 1972/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904648
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まえがき
先天性内反足は生後早期より治療開始すれば大抵のものは順調な経過をたどるものである.われわれの先天性内反足に対する治療方針は第1表に示すごとくである.生後できるだけ早期にManipulationとStrappingを約1週間毎日行ない,その後はCorrective Castで内転内反の矯正を行なう.この矯正のできた時点(大体生後3ヵ月ごろ)でPosterior Releaseにて尖足の矯正を行なつている.
Posterior Releaseの内容は第2表に示すごとくで,この他に必要に応じCalcaneofibular ligamentの切離も行なう.
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