臨床経験
遠位橈尺関節の外傷性障害について
内西 兼一郎
1
Ken-ichirô UCHINISHI
1
1慶応義塾大学医学部整形外科
pp.755-760
発行日 1967年7月25日
Published Date 1967/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904264
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はじめに
手関節および前腕,さらには肘関節部にうけた打撲,捻挫,脱臼,骨折などの種々の外傷にさいして,遠位橈尺関節の損傷の有無は,その予後に重大な影響を及ぼすものである.
しかるに,確実なる診断方法がなく,正しい取扱いかたが未だ決定されていない今日では,なおざりにされ,積極的に加療されていない感がある.
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