Japanese
English
鏡視下手術の進歩――小関節から脊椎まで Ⅳ.手部・手関節
遠位橈尺関節障害に対する鏡視下Sauvé-Kapandji法
Arthroscopic Sauvé-Kapandji procedure for the distal radioulnar joint disorder
金 潤壽
1
,
根本 高幸
1
,
岩﨑 幸治
1
YS. Kim
1
,
T. Nemoto
1
,
K. Iwasaki
1
1太田総合病院手外科センター
1Hand Care Center, Ota General Hospital, Kawasaki
キーワード:
Sauvé-Kapandji procedure
,
distal radioulnar joint
,
arthroscopy
Keyword:
Sauvé-Kapandji procedure
,
distal radioulnar joint
,
arthroscopy
pp.126-130
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei77_126
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は じ め に
遠位橈尺関節(DRUJ)障害に対するSauvé-Kapandji(S-K)法は,良好な治療成績が報告されているが,手術では伸筋支帯や伸筋腱,関節包,三角線維軟骨複合体(TFCC)などを展開,処置しなければならず,決して侵襲が少ない手術法とはいいがたい.われわれはこの問題を克服するとともに,障害部位や損傷状態,合併損傷などを正しく診断する目的で,鏡視下によるS-K法を行ってきた.本稿では本法の手術手技やその注意点,また手術適応,治療成績,合併損傷などについて述べる.
© Nankodo Co., Ltd., 2020