検査法
遠位橈尺関節造影法
内西 兼一郎
1
Ken-ichiro UCHINISHI
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
pp.262-267
発行日 1968年3月25日
Published Date 1968/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903897
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前腕の回旋運動に関与する遠位橈尺関節は,手関節附近に生じた種々の外傷によつて比較的損傷をうけやすいものであり,その結果,前腕の回旋制限を初めとして,動揺性増強,疼痛,把持力減退,変形などの愁訴を惹起するようになる.
しかしながら,より早期にこの関節損傷を見い出し,十分な処置を講ずることによつて大部分の愁訴を未然に防ぐことができるものである.このために私の行なつている遠位橈尺関節造影法を紹介したい.
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