特集 小児骨折―見逃さないために―
Ⅱ 各論
上肢
橈尺骨遠位端骨折
岩倉 菜穂子
1
1東京女子医科大学整形外科
キーワード：
橈尺骨遠位端骨折（distal radius and ulnar fractures）
,
保存療法（conservative treatment）
,
手術療法（operative treatment），変形治癒（malunion）
Keyword:
橈尺骨遠位端骨折（distal radius and ulnar fractures）
,
保存療法（conservative treatment）
,
手術療法（operative treatment），変形治癒（malunion）
pp.120-129
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001383
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不整な骨端核や骨端線を骨折と誤診しないために，健側との比較が必須である。
整復には超音波ガイド下の神経ブロックが有用である。
小児の橈尺骨遠位端骨折の多くは保存的に加療できる。
頻度は低いが，骨端線損傷からの変形治癒を早期に診断するため1～2年の経過観察を行う。
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