特集 脊椎外科最近の進歩―OPLLを中心として―(第26回日本脊椎外科学会より)
序:脊椎外科最近の進歩
茂手木 三男
1,2
1東邦大学医学部整形外科
2第26回日本脊椎外科学会
pp.382-383
発行日 1998年4月25日
Published Date 1998/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902405
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第26回日本脊椎外科学会は,1997(平成9)年4月18,19日の2日間にわたり,パシフィコ横浜において開催されました.1,300名の参加者があり,口演発表が3会場,展示発表が6会場で行われ活発に討論がなされました.今回は336題の応募演題の中から,3名1組のプログラム委員によって5点法で評価して頂き,その平均点から311題を採用致しました.さらにプログラム委員のご意見を参考にパネルディスカッション,主題,一般演題を含めて160題を口演発表,151題を展示発表と致しました.
主題は「脊柱靱帯骨化症に関する最近の進歩」と致しました.これは第16回本学会で黒川高秀会長が「脊柱管内靱帯骨化―病態と治療―」として取り上げましたが,それから丁度10年が経過致しました.その間,脊柱靱帯骨化,特に成因と病態に関する研究の進歩は目覚ましいものがあります.第26回本学会でも脊柱靱帯骨化の病因遺伝子解析,培養脊柱靱帯細胞における細胞増殖因子の追究や,免疫学的検討など脊柱靱帯骨化の成因の核心に迫る研究成果の発表がありました.
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