Japanese
English
特集 生物由来の神経毒
序
Introductory remarks
塚田 裕三
1
Yasuzo Tsukada
1
1慶応義塾大学医学部生理学教室
1Department of Physiology, Keio University School of Medicine
pp.859
発行日 1980年10月10日
Published Date 1980/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431905205
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- Abstract 文献概要
植物や動物体内に含まれる物質で,従来,神経毒と考えられてきたものは数多く知られている。フグ毒やコブラ毒は動物由来の猛毒物質としてそれらの代表である。
近時,これらの毒の精製が進み,その構造が明らかにされるとともに,神経科学の研究の進歩と相俟って,神経毒の作用機序も次第に明らかとなった。これによって臨床医学的には中毒の予防や治療,さらには医薬としての応用という面が大きく開かれたのである。
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