特集 脊椎外科最近の進歩(第25回日本脊椎外科学会より)
脊椎外科最近の進歩
蓮江 光男
1,2
1第25回日本脊椎外科学会
2日本赤十字社医療センター整形外科
pp.318-319
発行日 1997年4月25日
Published Date 1997/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902135
- 有料閲覧
- 文献概要
日本脊椎外科学会は約4半世紀の歴史を有し,脊椎・脊髄疾患の独創的研究発表に,最もふさわしい場を提供して来ました.しかし,日本発の創意・工夫の発電所的機能,および諸外国に向けての情報発信という点で,質量ともにまだまだ不十分と言わざるを得ません.また,学際的研究発表が依然として少ないのが現状であります.
そこで第25回学会の主題は,「脊椎外科最近の進歩」として,脊椎・脊髄の基礎から臨床にわたる,創意に満ちたあるいは1つの診療科の枠を超えた演題を,期待したわけであります.予想以上に多数の375演題の応募がありましたが,3人1組のプログラム委員による,厳正な査読・評価を経て,303題(うち120題はポスター演題)を採用しました。学会自体は1996(平成8)年6月14,15日,名古屋国際会議場で開催され,約1300名の参加者による熱心な発表・討論が行われ,時間不足が悔まれたほどでした.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.