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特集 脊椎外科最近の進歩―OPLLを中心として―(第26回日本脊椎外科学会より)
頚椎後縦靱帯骨化症(OPLL)の遺伝子解析,遺伝子座位の同定
Genetic Analysis of OPLL
古賀 公明
1
,
武富 栄二
1
,
酒匂 崇
1
,
沼沢 拓也
2
,
米 和徳
2
,
松永 俊二
2
,
井上 逸朗
3
Kimiaki Koga
1
1鹿児島大学医学部整形外科
2弘前大学医学部整形外科
3ユタ大学人類遺伝学
1Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Medicine, Kagoshima University
キーワード:
OPLL
,
後縦靱帯骨化症
,
genetic background
,
遺伝背景
,
multifactorial disease
,
多因子遺伝
Keyword:
OPLL
,
後縦靱帯骨化症
,
genetic background
,
遺伝背景
,
multifactorial disease
,
多因子遺伝
pp.385-391
発行日 1998年4月25日
Published Date 1998/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902406
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抄録:OPLLの発症については双生児解析,家族内発症,HLAハプロタイプの解析などにより,遺伝的因子が強く示唆されているものの,いろいろな環境因子(後天的要因)がOPLL発症に関与しているため,遺伝的因子を明らかにすることができなかった.そこで,まずOPLL遺伝的因子を明らかにするために遺伝子座位を決定することを試みた.
OPLL患者家系は53家系で,女性46人,男性78人,罹患同胞対は合計91対である.第6染色体のHLA領域を中心とした遺伝マーカーを用い,患者およびその家族の遺伝子型を決定した後,affected sib-pair(罹患同胞対)連鎖解析プログラムを使用し解析した.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.