連載 小児の整形外科疾患をどう診るか?─実際にあった家族からの相談事例に答えて・7
麻痺性内反尖足
亀ヶ谷 真琴
1
1千葉県こども病院整形外科
pp.1118-1119
発行日 2007年11月25日
Published Date 2007/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101170
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相談例(麻痺性内反尖足)
今3歳7カ月の男の子がいます.歩き始めが1歳2カ月.つかまり立ちしている頃から左足だけつま先で立っているような感じでした.両手を振らせると,右手に比べ左手はぎこちなく振る・・そのようなことから,麻痺によるものだろうと診断がされました.MRIでは,特に異常は見つかりませんでした.大学病院の整形外科と肢体不自由児の施設に隣接している整形外科に通っていました.
去年7月,大学病院でアキレス腱延長手術を薦められました.小さいうちに手術するとリスクが高いのと,延長した部分をまだ意識して使えないという理由から手術を断り,現在は肢体不自由児のほうのみに3カ月ごとに通っています.
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