Japanese
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特集 内視鏡下手術の現状と問題点
逆流性食道炎,食道アカラシアに対する内視鏡下手術の現状と問題点
Current status of videoscopic surgery for reflux esophagitis and esophageal achalasia
柏木 秀幸
1
,
小村 伸朗
2
,
矢野 文章
2
Hideyuki KASHIWAGI
1
1東京慈恵会医科大学柏病院外科
2東京慈恵会医科大学外科
キーワード:
胃食道逆流症
,
逆流性食道炎
,
食道裂孔ヘルニア
,
噴門形成術
,
食道アカラシア
Keyword:
胃食道逆流症
,
逆流性食道炎
,
食道裂孔ヘルニア
,
噴門形成術
,
食道アカラシア
pp.1353-1360
発行日 2002年10月20日
Published Date 2002/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904989
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胃食道逆流症(逆流性食道炎を含む)や食道アカラシアに胸腔鏡下,腹腔鏡下の手術は定着し,手術手技に関する検討や重症例に対する適応拡大が行われるようになってきている.胃食道逆流症の維持療法に対する代替治療や食道アカラシアに対する第一選択治療としての適応も生まれているが,一方,進行した症例に対しても内視鏡下手術が行われるようになり,良好な成績も報告されてきている.一方,特に進行例において問題となるが,直視下手術との比較で再発率が高いとの指摘であり,今後の課題となっている.再発例や再手術例の検討で,適応とともに内視鏡下の手術手技が問題点として指摘されており,高度の技術の普及が重要な課題となっている.
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