発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003256658
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食道アカラシアの外科的治療はバルーン拡張術に抵抗するものの,拡張度IIb~III度のもの,Sigmoid型のものである.Heller法以来,種々の術式が行われたが,近年ではHeller法+胃底部縫着術が主流となっていて,腹腔鏡下に施行されるようになった.術後の成績はいずれも良好であるが,長期経過後の逆流性食道炎と癌発生が問題である.又,外科的治療適応時期,術式の微調整,腹腔鏡下手術の訓練などが問題である.三富法も万能で,どの症例にも適応でき,推奨される術式である
©Nankodo Co., Ltd., 2003