カラーグラフ 正しい外科切除標本の取り扱い方・14
肝臓の切除標本の取り扱い方
堀口 明彦
1
,
宮川 秀一
1
,
水野 謙司
1
,
石原 慎
1
,
伊東 昌広
1
Akihiko HORIGUCHI
1
1藤田保健衛生大学消化器外科
pp.565-571
発行日 2002年5月20日
Published Date 2002/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904844
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はじめに
外科医にとって標本整理は術前診断と手術の結果を標本上で判定することであり,手術と直結したきわめて大切な作業である.また標本整理は,患者本人および貴重な症例を外科医に紹介していただいた内科医への礼儀である.
ひとくちに標本整理といっても,標本造影から写真撮影,スケッチなどいろいろな作業があり,長時間の手術後に行うのは大変である.しかし,術前画像所見と標本肉眼所見とを一例一例検証することは次の症例に役立ち,その積み重ねが手術成績につながる.
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