カラーグラフ 正しい外科切除標本の取り扱い方・18
膵臓の切除標本の取り扱い方
沢井 博純
1
,
舟橋 整
1
,
岡田 祐二
1
,
田中 守嗣
1
,
竹山 廣光
1
,
真辺 忠夫
1
Hirozumi SAWAI
1
1名古屋市立大学医学部第1外科
pp.1163-1167
発行日 2002年9月20日
Published Date 2002/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904958
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はじめに
切除標本を正確に観察・整理することは,外科医にとって術前診断と術後の肉眼所見とを比較し,今後の手術術式・リンパ節郭清に反映させることに大きく役立つ.正確な病理組織診断を得るためには,切除標本を慎重に,最小限の損傷で取り扱うことが必要である.
悪性腫瘍の切除標本整理は各臓器別の癌取扱い規約に準じて共通の基準で行われることが重要で,それにより手術成績などのデータが集積・比較検討され,今後の治療戦略に大きく貢献している.
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