私の工夫—手術・処置・手順
Delayed Primary Closureとその工夫
渡部 脩
1
,
卜部 元道
1
,
岩瀬 博之
1
,
鈴木 義真
1
,
内田 陽介
1
Hisashi WATANABE
1
1江東病院外科
pp.786-787
発行日 2002年6月20日
Published Date 2002/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904891
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汚染創の縫合と創感染は古来より外科医を悩ませ,現在でも困窮することがある.そこで筆者らの病院で積極的に行っているdelayed primary closureを紹介する.
一般的なdelayed primaryclosureの方法と手順は腹膜,筋膜と順層に縫合し,皮膚は糸を通して開放し,ガーゼをpackしておいて第3〜5病日に縫合閉鎖する.また縫合糸は吸収性の感染に強い糸を用いており,皮膚縫合はfigure of eight method,vertical or horizontal mattresssuture,single interrupted sutureなどが行われている.
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