特集 IVRの現状と問題点
Interventional MRI
山本 育男
1
,
藤村 昌樹
1
,
平野 正満
1
,
森川 茂廣
2
,
犬伏 俊郎
2
,
村田 喜代史
3
Ikuo YAMAMOTO
1
1滋賀医科大学第2外科
2滋賀医科大学分子神経学研究センター代謝情報制御分野
3滋賀医科大学放射線医学
キーワード:
IVR
,
Interventional MRI
,
オープン型MR装置
,
MR温度画像
,
リアルタイムMR画像
Keyword:
IVR
,
Interventional MRI
,
オープン型MR装置
,
MR温度画像
,
リアルタイムMR画像
pp.1637-1646
発行日 2001年12月20日
Published Date 2001/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904725
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
IVR治療においては画像モニターの重要性が高いが,非血管系の治療においては超音波やX線,CTによる画像ガイドだけでは限界がある.
最近登場したオープン型MR装置は患者へのアクセス改善がはかられており,MRIをIVRの画像モニターとするInterventional MRIが行われるようになってきた.
最近,ダブルドーナッツタイプ垂直開放型超電導磁石を有するMR装置が導入されたが,このMR装置は垂直・軸方向の広い撮像空間内でのアクセスが可能なユニークなデザインのため患者へのアクセスが大幅に改善されており,非血管系IVRの画像モニターとして優れている.今後,このようなタイプのMR装置の導入によりIVR治療の画像モニターとしてのMRIの重要性がさらに高まるものと考えられる.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.