増大号特集 あなたの整形外科診療が変わる 差がつく画像診断技術—単純X線からAIまで
column
Interventional Radiology(IVR)の今昔
田上 秀一
1
1久留米大学医学部放射線医学講座
pp.479
発行日 2025年5月25日
Published Date 2025/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.055704330600050479
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IVRの始まりは1960年代に遡り，米国放射線科医のCharles Dotter先生による血管形成術が最初とされている．当時はテフロン製のカテーテルを使用し，狭窄した下肢動脈にカテーテルを徐々にサイズアップしつつ貫通させることで拡張を行い，amputationを回避できたとの報告であった1)．またDotter先生はまもなくして自己凝血塊による消化管出血の塞栓術も報告している．それらの功績から“IVRの父”と称されている．
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