カラーグラフ 正しい外科切除標本の取り扱い方・9
食道切除標本の取り扱い方
上野 正紀
1
,
宇田川 晴司
1
,
堤 謙二
1
,
木ノ下 義宏
1
,
中村 豊英
1
,
飯塚 敏郎
1
,
松下 央
2
,
秋山 洋
3
Masaki UENO
1
1虎の門病院消化器外科
2虎の門病院病理学科
3虎の門病院
pp.1575-1580
発行日 2001年12月20日
Published Date 2001/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904716
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はじめに
外科医が新鮮標本を取り扱うときに術前の臨床所見を理解し,かつ切除検体の病理検索方法を知ったうえでリンパ節整理,検体の切開を行うべきである.
今回,胸部食道癌に対する標準術式1,2)である頸・胸・腹3領域リンパ節郭清を伴う食道切除手術材料の取り扱いについて,切除から切り出しまで,現在われわれが行っている方法を紹介する(図1).
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