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特集 閉塞性黄疸の診療手順
減黄ドレナージ術
Evidence based medicine(EBM)からみた胆道ドレナージの適応
Indication of biliary drainage in patients with obstructive jaundice based on the evidence based medicine
黒木 祥司
1
,
千々岩 一男
1
,
田中 雅夫
1
Syoji KUROKI
1
1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科
キーワード:
閉塞性黄疸
,
胆道ドレナージ
,
EBM
,
合併症
Keyword:
閉塞性黄疸
,
胆道ドレナージ
,
EBM
,
合併症
pp.1047-1050
発行日 2001年8月20日
Published Date 2001/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904537
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本邦では閉塞性黄疸患者の術前には胆道ドレナージにより減黄することが当然とされているが,欧米では前向き無作為割付臨床試験の結果を根拠として減黄しないで手術することも多い.しかしながら,無作為試験の結果を正しく評価するためには欧米と日本との医療環境の相違点を理解することが必要である.本稿では,これまでに報告された前向き無作為試験の結果を概説し,EBMの立場から術前の減黄術の適応に関して考察した.
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