Japanese
English
特集 閉塞性黄疸の診療手順
減黄ドレナージ術
ENBDを用いた緊急胆道ドレナージ
Urgent endoscopic nasobiliary drainage under non-endoscopic sphincterotomy
大谷 泰雄
1
,
飛田 浩輔
1
,
堂脇 昌一
1
,
石過 孝文
1
,
杉尾 芳紀
1
,
柏木 宏之
1
,
石井 正紀
1
,
種田 靖久
1
,
田中 豊
1
,
田島 知郎
1
,
幕内 博康
1
Yasuo OHTANI
1
1東海大学医学部外科
キーワード:
総胆管結石
,
ENBD
,
ERBD
,
EST
Keyword:
総胆管結石
,
ENBD
,
ERBD
,
EST
pp.1051-1054
発行日 2001年8月20日
Published Date 2001/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904538
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閉塞性黄疽による急性胆管炎は比較的軽症のものから急性閉塞性化膿性胆管炎などの重症なものまであり,種々の病態をとり,重症胆管炎の死亡率はきわめて高いのが特徴である.従来,内視鏡的緊急胆管ドレナージはEST施行後の胆管炎や結石嵌頓の予防の目的で挿人されることが報告されているが,筆者らは緊急胆管ドレナージを迅速に施行するためにESTを施行することなしに細径5FrのENBDチューブを挿入し,減黄や胆管炎の消失を待って,追加治療としてEST・ESWL・EPBD・手術などの施設にあった治療方法を選択することが可能と考える.
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