Japanese
English
特集 治療的ドレナージ
経皮的胆管ドレナージ(PTCD)
Percutaneous transhepatic cholangial drainage for biliary obstruction
安田 秀喜
1
,
高田 忠敬
1
,
内山 勝弘
1
,
長谷川 浩
1
1帝京大学医学部第1外科
キーワード:
胆道感染
,
閉塞性黄疸
,
胆道ドレナージ
,
術前減黄効果
,
術前減黄処置
Keyword:
胆道感染
,
閉塞性黄疸
,
胆道ドレナージ
,
術前減黄効果
,
術前減黄処置
pp.455-463
発行日 1993年4月20日
Published Date 1993/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901143
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経皮的胆管ドレナージ(PTCD)は,非観血的な胆道減圧法の1つであり,適応としては閉塞性黄疸や胆道感染症に対して広く用いられている.PTCD施行前には超音波検査にて胆管閉塞の状況を把握しておく必要がある,PTCDの手技にはX線透視下PTCDと超音波下PTCDがあり,X線透視下PTCDはさらに右側胸壁式と影像下直達式に細分される.影像下直達式PTCDの手技の確立により,閉塞性黄疸のみならず,それまで禁忌であった胆道感染症も適応となった.超音波下PTCDは,X線透視下PTCDと異なり胆道内圧の上昇を来さないので,安全に胆管ドレナージが可能である.PTCDの合併症としては,PTCDチューブ逸脱が現在でも残された大きな課題である.現在,国際的にもPTCDの術前減黄効果が再評価されてきている.
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