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特集 外科におけるクリニカルパスの展開
クリニカルパス導入の事例
胆嚢摘出手術におけるクリニカルパスの導入
Application of clinical paths for laparoscopic cholecystectomy
石井 誠一郎
1
,
池田 信良
1
,
納賀 克彦
1
Seiichiro ISHII
1
1川崎市立川崎病院外科
キーワード:
クリニカルパス
,
胆嚢摘出術
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
クリニカルパス
,
胆嚢摘出術
,
腹腔鏡下手術
pp.485-489
発行日 2001年4月20日
Published Date 2001/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904428
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胆嚢結石症に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術を1990年7月から導入しており,当院では胆嚢摘出手術のほぼ80%に施行されている.本稿では当院で使用されている腹腔鏡下胆嚢摘出術のクリニカルパス(以下,CP)について紹介する.CP導入にはその目的を明らかにすることが重要であり,医療スタッフの教育ばかりでなく患者に対する教育の徹底が必要と考えられた.不必要な入院期間の延長を避け,効率良く入・退院を行うツールとしてCPを使用しているが,一定の期間使用した後に見直して使いやすいように改定していくこと,導入前後の評価をしてCPの効用を理解してもらうこと,ヴァリアンスを評価することによりCPに適応する患者の逸脱を防ぐことが重要である.
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