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特集 外科におけるクリニカルパスの展開
クリニカルパス導入の事例
乳癌手術症例に対するNavigation Care Mapの導入—電子カルテ上で展開するクリニカルパス
Induction of Navigation Care Map into endoscopic breast surgery
福間 英祐
1
,
比嘉 国基
1
,
渡井 有
2
,
草薙 洋
2
,
加納 宣康
2
,
吉良 賢治
3
,
榎本 倫子
4
,
高野 理加
4
,
渡辺 京子
5
,
鴇田 真理子
6
Eisuke FUKUMA
1
1亀田総合病院乳腺外科
2亀田総合病院外科
3亀田医療情報研究所
4亀田総合病院4B病棟
5亀田総合病院リハビリテーション室
6亀田総合病院薬剤室
キーワード:
Navigation Care Map
,
電子カルテ
,
乳癌
,
クリニカルパス
,
鏡視下手術
Keyword:
Navigation Care Map
,
電子カルテ
,
乳癌
,
クリニカルパス
,
鏡視下手術
pp.491-496
発行日 2001年4月20日
Published Date 2001/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904429
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電子カルテ上で展開するクリニカルパス
近年,医療の質の向上が求められており,そのため1人の患者に多くのスタッフ・部門が関わることとなる.そこにおいて行われる医療行為,発生する医療情報は膨大なものとなる.医療の質を高めるためには各部門・スタッフ間での医療行為の連携.効率化と医療情報の共有が必要となる.そこでクリニカルパスが導入され,医療の高度な均質化がはかられている.しかし,クリニカルパスの効率的な運用にあたっては時系列での医療行為の管理と各部門がリアルタイムで情報を共有できることが必要になる.クリニカルパスを電子カルテ上で運用することはその2つの問題点の解決に有用である.当院では1995年から電子カルテ1,2)を開発・導入し,検査・投薬などのオーダーリングシステムのみならず画像閲覧,医師やコメディカルの記録などと連携し,運用している.その電子カルテ上に展開するクリニカルパスの目的は当然時系列での管理,医療行為の連携である.さらに各部門で発生する膨大な医療情報を各部門が効率的に,かつリアルタイムで共有するために各部門で発生した医療情報を実績マップとしてクリニカルパスの画面上で容易に閲覧できるように作製されている.
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