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特集 泌尿器科領域におけるクリニカルパスとその周辺
クリニカルパスの導入と活用—TUR-Pにおけるクリニカルパス
Introduction and Utilization of Clinical Path:Clinical Path in TUR-P
岩井 哲郎
1
,
黒岡 公雄
1
,
永吉 純一
1
,
永井 園美
2
,
上地 智架子
2
,
江崎 昌代
3
Akio Iwai
1
1医真会八尾総合病院泌尿器科
2医真会八尾総合病院看護部
3医真会八尾総合病院診療録管理課
キーワード:
クリニカルパス
,
TUR-P
,
ヴァリアンス分析
Keyword:
クリニカルパス
,
TUR-P
,
ヴァリアンス分析
pp.419-424
発行日 2001年5月20日
Published Date 2001/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903274
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1999年4月から1年の間にTUR-P症例73例にクリニカルパスを導入した。この症例と前年度のTUR-P症例51例の間で平均入院日数,保険請求点数を比較検討した。術後平均入院日数はパス導人前には7.3日であったが,パス導入後には6.2日となり1.1日短縮した。また,パス導入前には平均保険請求点数は35,019点であったが,パス導入後には30,200点になり4,799点減少した。パスより1日以上術後入院日数が延長した症例は18例(24.6%)であった。延長理由としては患者希望10例,術後合併症5例,転院先事情によるものが3例であった。脳梗塞などの症例にパス逸脱症例が多いという結果であった。患者特性に応じたパス(copathway)を作成すべきであると考える。
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